購入・売却
30220

「3点セットとは?」不動産取引の基本書類を網羅!

0用語解説

不動産取引において、物件の情報を正確に把握するために重要な「物件概要書」「公図」「全部事項証明書」の3つの書類の総称です。

3点セットとは

不動産取引における「3点セット」とは、対象不動産の基本的な情報を網羅した「物件概要書」「公図」「全部事項証明書登記簿謄本)」の3つの書類を指します。これらの書類は、不動産の状態や権利関係を正確に把握するために不可欠であり、特に売買契約重要事項説明の前に必ず確認されるべきものです。

なぜ重要なのか

3点セットが重要とされる理由は、不動産取引において買主が物件に関するリスクを事前に把握し、安心して取引を進めるための基礎情報となるからです。物件概要書で物件の基本スペックを確認し、公図土地の形状や隣地との境界を確認し、全部事項証明書所有権抵当権などの権利関係を確認することで、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。これらの情報が欠けていたり、誤っていたりすると、思わぬ損害を被る可能性もあるため、非常に重要な意味を持ちます。

具体的な場面

3点セットは、以下のような様々な不動産取引の場面で活用されます。

* 不動産売買契約の締結前: 買主が物件の詳細情報を確認し、購入の意思決定をする際に用いられます。宅地建物取引業者は、重要事項説明の際にこれらの情報に基づいて説明を行います。 * 不動産担保ローンの審査時: 金融機関が融資の可否を判断する際、担保となる不動産の価値や権利関係を評価するために3点セットを求めます。 * 不動産投資の検討時: 投資家が収益物件の評価を行う際、物件の基本的な情報や法的リスクを把握するために利用します。 * 相続や贈与による名義変更時: 不動産の権利関係を正確に把握し、法的な手続きを進めるために参照されます。 * 建築計画の策定時: 建築士建物の設計を行う際、土地の形状や面積、法的制限などを確認するために公図や全部事項証明書を参考にします。

覚えておくポイント

1. 物件概要書: 物件の所在地、面積、構造、築年数、間取り、設備、接道状況、都市計画法上の制限など、物件の基本的な情報が記載されています。広告情報と相違がないか、特に注意して確認しましょう。 2. 公図: 土地の形状、隣接する土地との境界線、道路との位置関係、地番などが図面で示されています。現地と公図の形状が一致しているか、境界が明確かを確認することが重要です。 3. 全部事項証明書(登記簿謄本): 不動産の所有者、所在地、地目地積建物の構造、床面積などの「表題部」と、所有権の移転履歴、抵当権などの担保権設定状況、差押えの有無などの「権利部」から構成されます。特に権利部に記載された内容で、所有権以外の権利が設定されていないか、差押えなどがないかを確認することは非常に重要です。 4. 情報の整合性: 3つの書類それぞれに記載されている情報が互いに矛盾していないか、また現地調査の結果と一致しているかを必ず確認しましょう。もし不一致がある場合は、その理由を不動産会社に確認し、納得できる説明を得ることが大切です。 5. 最新情報の確認: 全部事項証明書は、取得時点の情報であるため、取引直前に再度取得し、最新の情報であることを確認することをお勧めします。特に、所有権移転抵当権設定などの大きな変更は、短期間で発生する可能性があります。