購入・売却
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持分売買とは?共有不動産の一部を売却する取引の仕組み

423用語解説

持分売買とは、複数の所有者がいる不動産において、自身の持分のみを売却する取引である。

持分売買とは

持分売買とは、一つの不動産を複数の者が共有している場合に、その共有者の一人が自己の持分のみを第三者または他の共有者に対して売却する取引を指します。不動産全体を売却するのではなく、共有名義となっている特定の持分(割合)のみを対象とします。民法第206条により、共有者は自己の持分を自由に処分することが認められています。

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なぜ今、話題なの?

持分売買が注目される背景には、以下のような要因があります。

* 共有不動産の増加: 相続により、複数の相続人が不動産を共有名義で取得するケースが増加しています。これにより、共有状態の不動産が多く存在します。 * 共有状態の解消ニーズ: 共有不動産は、共有者全員の合意がなければ売却や賃貸などの管理行為が困難です。このため、共有状態を解消したいと考える共有者が、自身の持分を売却して現金化する手段として持分売買を選択します。 * 共有物分割請求の回避: 共有物分割請求訴訟は時間と費用を要します。持分売買は、訴訟を経ずに共有状態を解消する一つの方法として利用されます。 * 投資対象としての需要: 不動産投資家の中には、共有持分を安価で取得し、その後、他の共有者と交渉して共有状態を解消したり、全体を買い取ったりすることで利益を得ることを目的とする者が存在します。

どこで使われている?

持分売買は、主に以下の具体的な場面で利用されます。

* 相続した不動産: 親族間で相続した不動産が共有名義となり、そのうちの一人が現金化を希望するが、他の共有者が売却に同意しない場合に、自身の持分のみを売却します。 * 離婚時の財産分与: 夫婦で共有名義の不動産を所有しており、離婚時に一方の配偶者が自身の持分を売却して財産分与を完了させるケースがあります。 * 共同購入した不動産: 友人や共同事業者と共同で購入した不動産で、一方の所有者が関係を解消したい場合に、持分を売却します。 * 共有状態の複雑化の解消: 共有者が多数にわたり、意見の集約が困難な不動産において、一部の共有者が持分を売却することで、共有関係から離脱します。 * 投資家による共有持分の取得: 不動産投資家が、共有状態にある不動産の持分を買い取り、その後、他の共有者との交渉を通じて不動産全体の所有権取得を目指す戦略です。

覚えておくポイント

* 単独での売却が可能: 共有者は、他の共有者の同意を得ることなく、自身の持分を自由に売却できます。 * 共有状態は継続する: 持分売買によって、売却された持分は買主に移転しますが、不動産全体の共有状態は継続します。買主は新たな共有者となります。 * 買主が見つかりにくい場合がある: 共有持分は、不動産全体を自由に利用・処分できない制約があるため、一般的な不動産に比べて買主を見つけることが難しい場合があります。そのため、市場価格よりも低い価格での取引となる傾向があります。 * 共有物分割請求の可能性: 持分を取得した買主は、他の共有者に対して共有物分割請求を行う権利を持ちます。これにより、最終的に不動産全体が競売にかけられる可能性もあります。 * 登記が必要: 持分売買が成立した場合、売却された持分の所有権移転登記を行う必要があります。これにより、新たな持分所有者が公示されます。

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