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「元金均等返済とは?」返済額は変動するが元金が着実に減る住宅ローン返済方式

154用語解説

元金均等返済とは、住宅ローンの元金を毎回均等額で返済し、利息額が変動する返済方式です。

元金均等返済とは

元金均等返済とは、住宅ローンの返済方式の一つで、毎回の返済額のうち元金部分が常に一定となる方法です。これに加えて、その時点での借入残高に応じて計算される利息が上乗せされるため、毎月の返済額は変動します。返済が進むにつれて借入残高が減少し、それに伴い利息額も少なくなるため、月々の返済額は徐々に減少していくのが特徴です。

なぜ重要なのか

住宅ローンの返済方式は、長期にわたる家計の負担や総返済額に大きく影響するため、その選択は非常に重要です。元金均等返済は、後述する元利均等返済と比較して、総返済額を抑えられる可能性が高いというメリットがあります。これは、返済当初から元金が着実に減っていくため、利息がかかる期間が短縮されるためです。将来的な家計の見通しや、返済開始時の資金計画によって、どちらの方式が適しているかを見極める必要があります。

具体的な場面

例えば、3000万円を金利1.0%で30年間借り入れた場合を想定してみましょう。元金均等返済では、毎月の元金返済額は3000万円 ÷ 360回(30年)=約83,333円となります。これに加えて、返済当初は3000万円に対する利息が上乗せされるため、月々の返済額は高額になります。しかし、返済が進むにつれて借入残高が減るため、利息額も減少し、例えば10年後には借入残高が2000万円程度になり、その分利息も少なくなるため、月々の返済額は当初よりも下がります。特に、将来的に収入が増える見込みがある方や、早期に元金を減らしたいと考える方に適した選択肢と言えるでしょう。

覚えておくポイント

1. 総返済額を抑えやすい: 元金が早く減るため、元利均等返済と比較して総利息額が少なくなり、結果として総返済額を抑えられる傾向があります。 2. 返済当初の負担が大きい: 返済開始直後の月々の返済額は、元利均等返済よりも高くなります。これは、元金部分が一定であることに加え、借入残高が多い初期段階では利息額も大きいためです。 3. 家計の見通しが重要: 返済当初の負担に耐えられるだけの収入や貯蓄があるか、将来の収入増加が見込めるかなど、長期的な家計の見通しを立てて選択することが大切です。 4. 返済額の減少を実感できる: 返済が進むにつれて月々の返済額が徐々に減っていくため、返済負担が軽くなることを実感しやすいという心理的なメリットもあります。 5. 繰り上げ返済との相性: 元金均等返済は、もともと元金の減りが早いため、繰り上げ返済をすることでさらに総返済額を効率的に減らす効果が期待できます。