建築・リフォーム
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S造とは?鉄骨で建物を支える構造の種類と特徴

196用語解説

S造(鉄骨造)は、柱や梁などの主要構造部に鉄骨を用いる建築構造である。軽量で耐震性に優れる。

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S造とは

S造は「鉄骨造(Steel Structure)」の略称であり、建築物の主要な骨組み(柱や梁)に鉄骨を用いる構造を指します。鉄骨は鋼材を加工して作られる部材であり、その強度と柔軟性が特徴です。

S造は、使用する鋼材の厚みによって「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」の2種類に大別されます。

* 軽量鉄骨造: 厚さ6mm未満の鋼材を使用します。主に2階建てまでの一般住宅や小規模店舗、アパートなどで採用されます。工場で生産された部材を現場で組み立てるため、工期が短い傾向にあります。 * 重量鉄骨造: 厚さ6mm以上の鋼材を使用します。高層マンション、オフィスビル、商業施設、工場など、大規模建築物や高い耐震性が求められる建物で採用されます。柱や梁が太く、ラーメン構造やブレース構造など様々な工法が用いられます。

なぜ今、話題なの?

S造は、その耐震性の高さと設計の自由度から、特に地震の多い日本において重要な構造形式です。近年、大規模な地震が頻発していることから、建物の安全性に対する意識が高まっています。S造は、鉄骨の粘り強さ(靭性)により、地震の揺れを吸収し、建物の倒壊を防ぐ能力が高いとされています。また、柱や梁で建物を支えるため、壁の配置に制約が少なく、開放的な空間や多様な間取りを実現しやすい点も、現代の建築ニーズに合致しています。

どこで使われている?

S造は、その特性から多種多様な建築物で採用されています。

* 住宅: 軽量鉄骨造は、プレハブ工法のアパート戸建て住宅で広く用いられています。工期の短縮やコスト削減に寄与します。 * 商業施設・オフィスビル: 重量鉄骨造は、大規模な商業施設や高層オフィスビルで主流です。広い空間を確保できるため、店舗レイアウトやオフィスフロアの設計自由度が高まります。 * 工場・倉庫: 大スパン(柱と柱の間隔が広い)の空間が必要な工場や倉庫でも、重量鉄骨造が採用されます。機械の設置や物流の効率化に適しています。 * 公共施設: 学校、病院、体育館などの公共施設でも、その耐久性や耐震性からS造が選ばれることが多くあります。

覚えておくポイント

1. 耐震性: 鉄骨の粘り強さにより、地震の揺れに対して高い抵抗力を持ちます。特に重量鉄骨造は高層建築物にも対応する耐震性能を誇ります。 2. 設計の自由度: 柱や梁で構造を支えるため、壁の配置に制約が少なく、開放的な空間や広い窓の設置が可能です。リノベーション間取り変更の自由度も高い傾向にあります。 3. 工期: 工場で生産された部材を現場で組み立てるため、RC造鉄筋コンクリート造)と比較して工期が短い傾向があります。特に軽量鉄骨造で顕著です。 4. 遮音性・断熱性: 鉄骨自体は音や熱を伝えやすい性質を持ちます。そのため、S造の建物では、壁や床に適切な断熱材や遮音材を施工することが重要です。これらの対策が不十分な場合、RC造に比べて遮音性や断熱性が劣る可能性があります。 5. コスト: 一般的に、木造よりは高価ですが、RC造よりは安価な傾向にあります。ただし、規模や仕様、使用する鋼材の厚みによって変動します。

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