購入・売却
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公売とは?税金滞納で差し押さえられた不動産が売却される仕組み

209用語解説

公売とは、国や地方公共団体が税金などの滞納者から差し押さえた財産を売却し、滞納された税金に充てる手続きを指します。

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公売とは

公売とは、国や地方公共団体が、税金や公課を滞納している者から差し押さえた不動産や動産などの財産を売却し、その売却代金を滞納された税金に充当する手続きを指します。これは、滞納処分の一環として行われる強制的な売却処分です。

公売は、主に以下の機関によって実施されます。

* 国税庁(税務署): 国税(所得税、法人税、消費税など)の滞納に対する公売 * 地方公共団体(都道府県、市町村): 地方税(住民税、固定資産税など)の滞納に対する公売 * 独立行政法人、国立大学法人など: 債権回収のための公売

公売の対象となる財産は、不動産土地建物)、自動車、貴金属、美術品、有価証券など多岐にわたります。

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なぜ今、話題なの?

公売は、一般市場価格よりも安価で不動産や動産を取得できる可能性があるため、投資家や一般の購入希望者から注目されています。特に、インターネット公売の普及により、自宅から手軽に入札に参加できるようになったことで、その認知度と利用機会が増加しています。

また、コロナ禍や経済状況の変化により、税金滞納が増加傾向にあることから、公売物件の供給が増える可能性も指摘されています。これにより、不動産市場における新たな取得手段として、その重要性が高まっています。

どこで使われている?

公売は、主に以下の場面で利用されています。

* 不動産投資: 競売と同様に、市場価格よりも割安で不動産を取得し、賃貸経営や転売による利益を目的とする投資家が利用します。 * 自己居住用不動産の取得: 居住用の土地建物を、比較的安価に取得したい一般の個人が利用します。 * 動産の取得: 自動車、美術品、家電製品などを、中古品市場よりも安価に手に入れたい個人や業者が利用します。 * 債権回収: 滞納された税金や公課を徴収するための最終手段として、国や地方公共団体が利用します。

公売は、主に以下の方法で実施されます。

* 期日入札: 指定された日時・場所で入札書を提出する方法。 * 期間入札: 指定された期間内に郵送などで入札書を提出する方法。 * インターネット公売: インターネット上の公売システムを通じて入札する方法。国税庁や地方公共団体がYahoo!JAPAN公売システムなどを利用して実施します。

覚えておくポイント

1. 物件情報の確認を徹底する: 公売物件は、通常の不動産取引と異なり、物件の瑕疵担保責任が免除される場合が多いです。事前に物件の状況(権利関係、占有状況、物理的状態など)を十分に調査する必要があります。 2. 入札保証金の準備: 入札には、予定価格の一定割合(通常10%程度)の入札保証金を事前に納付する必要があります。落札できなかった場合は返還されますが、落札後に買受代金を納付しない場合は没収されます。 3. 税金滞納以外の権利関係の確認: 公売によって、差押債権(税金)以外の抵当権賃借権などが消滅するかどうかは、物件や公売の条件によって異なります。特に不動産の場合、登記簿謄本などで権利関係を詳細に確認することが重要です。 4. 引渡しの責任は買受人にある: 公売物件は、原則として現状有姿での引渡しとなります。占有者がいる場合、買受人が自らの責任と費用で立ち退き交渉や明渡し訴訟を行う必要があります。この点が競売と大きく異なる場合があります。 5. 公売の種類と実施機関を確認する: 国税庁、地方公共団体、独立行政法人など、公売を実施する機関によって、手続きの流れや条件が異なる場合があります。参加を検討する際は、必ず実施機関の公売案内を詳細に確認します。

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